補聴器Hearing-aid
補聴器について
年齢による聴力低下は、年を重ねるごとに徐々に進んでいきます。耳が遠くなったと感じられたら早めに専門家による評価を受け、必要ならば適切な補聴器の使用をすることが大切です。聴力は一般に30歳代を境に衰え始め、特に高音域から低下していきます。高い音が聞こえにくくなると、母音は聞き取れるものの、子音が聞き取りづらくなってきます。例えば、「広い」と「白い」、「佐藤さん」と「加藤さん」などのような文言では、言葉の聞き間違いが起こりやすくなってきます。また脳の老化で音に対する理解力が低下して、「音は聞こえるけれども何と言っているのかわからない」ということが起きてきます。
また聴力の低下のなかには、何らかの疾患が原因となっており、その治療により回復が見込めるケースがあります。しかし、治療を行っても回復が見込めず、難聴による不便が生じたなら、補聴器の装用を検討します。