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「慢性上咽頭炎」とは?
鼻の奥の「上咽頭」に炎症が起こった状態を指しますが、上咽頭炎の原因としては、まだハッキリと分かっていないことも多く、その中で言われているものとしては下記があげられます。
- 細菌やウィルス感染
- 体の冷え
- 疲労
- ストレス
- 空気の乾燥
- 鼻閉を起こす疾患(アレルギー性鼻炎など)
- 後鼻漏を起こす疾患(副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎など)の影響
- 逆流性食道炎
なお、上咽頭は免疫の役割があり、細菌やウィルスが侵入するとすぐに免疫(リンパ球)が活性化します。吸った空気の最初の関所が上咽頭であり、この免疫応答の関係から「生理的炎症部位」とも言われ、健康な人でも常に軽い炎症を認めています。この炎症がある程度強く(病的な炎症)なり、症状が気になる場合に、治療を行うことになります。この部位に慢性的な炎症が起こると「慢性上咽頭炎」として様々な症状に関与していると言われています。
「鼻がのどに下りる」「朝起きると痰が絡む」「のどがイガイガする」「のどの奥がつまった感じがする」このような自覚症状を長年持っており、耳鼻咽喉科や内科を受診しても「異常ありません」であったり、「痰を切れやすくするお薬を出しておきます」と去痰薬などを処方されても症状の改善に至らない方は意外と多くみられます。
患者さんはのどの奥に違和感を感じるのですが、意外なことにその原因は鼻の奥(上咽頭)にあることが多いのです。